赤レンガと花壇の庭
雑草と木々が雑然と茂った以前のお庭。手入れが簡単で、なおかつお子様とお花を植えたり庭遊びを楽しめるお庭にしたいというご要望から、全体を敷石と砂利ですっきり整え、自然の趣のある植栽スペースとは別に花壇を設け、鑑賞だけではなく、生活に活きた空間作りをご提案しました。
既存の赤レンガの塀を圧迫感を抑えつつ上手に活かした意匠を施し、個々の素材が調和し整備された新たな空間が生まれた。
共働きのご夫婦である施主様が、お子様との貴重な時間を少しでも有意義に過ごせるようなお庭を作れるよう思いを込める。
花壇スペースは、塀の赤いレンガに合わせた色味のブロックをあしらう。
もともと白いスチールフェンスが備わっていたのだが、外からの目隠しと、全体の色味の調和を勘案しウッドフェンスを設置する。
ザイフリボクの根元には当苑の地苔を貼り、御影石の皿鉢と、流木や下草が小さな自然の小宇宙を織りなす。
水辺や木々に戯れるメジロや蝶、夏には蝉が鳴き、秋には紅葉、四季を通じ様々な表情を見せて楽しませてくれるでしょう。